復活した新型アルピーヌA110はまるでスキーのような軽快な走りだった
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:アルピーヌ・ジャポン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:アルピーヌ・ジャポン
伝説のブランド「アルピーヌ」が、新生「A110(エー・ワンテン)」を引っ提げて、いよいよ復活である。1995年に「A610」の生産が終了したのを最後に止まっていた歴史の歯車が、再び動き出したのである。
もっとも、その道程は容易なものではなかった。当初は2010年の復活がアナウンスされていたが、話はいつの間にか立ち消えに。2012年には、エアアジアのCEOであるトニー・フェルナンデス氏に買収されていた当時のケイターハムとルノーとのジョイントプロジェクトが立ち上がるが、これもフェルナンデス氏がケイターハムを売却したことで頓挫してしまう。結局、そのプロジェクトをルノーが引き継ぎ、クルマのコンセプトも変更。純粋なるアルピーヌとして復活が目指されることとなったのだ。
見ての通り、いやその前に車名の通りと言うべきだろう。モチーフとされたのは、誰もがそのブランド名から真っ先に想起する“クラシック”A110である。但し開発陣によれば、レトロ志向はそもそも無く、リバイバルという想いもなかったという。デザイン面では、1977年に生産を終了したA110が、もしも幾度かのモデルチェンジを経ながら今も作り続けられていたらどうなったかが、コンセプトとされた。
全長4180mm×全幅1798mm×全高1252mmのボディは、見るからにコンパクト。クラシックA110の特徴であるリア下がりのプロポーションが継承され、スポイラーの類いが備わらないのも、そんな印象を強調している。オリジナルのRRレイアウトではなくミッドシップとされたのは、まずはこのフォルムを実現させるため。空力付加物が備わらない分のダウンフォースは、床下の整流、そしてほぼボディ下面後半を覆う大型ディフューザーの搭載によって補われており、そのためにもミッドシップ化は必須だったのだ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
道路の真下には川があった!? 渋谷川の暗渠からその痕跡を見つける。
損保大手3社、決算は最高益を更新、自動車保険料は値上げ検討[新聞ウォッチ]
覆面パト“装い”事故… 「パトカーもどきカスタム」どこからが違反? 過去には「白黒パトカー仕様」で検挙事例も
これからさらに気をつけたい紫外線! バイクや人にどのような影響を与えるのか
プジョーの次世代EVは航続800km 、680馬力ツインモーター搭載…仏 VIVATECH 2024 出展へ
デンソー、ルネサス株を売却 保有の半数以上 政策保有株の見直しで
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「インド」の捉え方と日系サプライヤー進出の落とし穴
スバル新型「4ドア・セダン」初公開! 進化版WRX S4!? 改良「水平対向ターボエンジン」搭載! SNSの反響は? 今週末に発表へ
世界初の量産ストロングハイブリッドバイク カワサキ「NINJA 7 HYBRID/Z7 HYBRID」発売日延期
マクラーレンF1、没後30年のアイルトン・セナに捧げる特別カラーリングを公開。黄・緑・青のマシンがモナコ駆ける
スバルは『レイバック』搭載アイサイトXなどを展示予定…人とくるまのテクノロジー展2024
昭和だなぁ……としかいいようがない! かつて公道で子どもが普通にやっていた危険な行為4選
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった
【今わかること比較】走りと後席の快適性は新型「フリード」優勢。「シエンタ」に勝る点、劣る点
【VIPの隠密仕様】アルヴェル4人乗り「スペーシャスラウンジ」準備中。目立ちすぎLMより本命
【装備充実】ミドルサイズSUV「F-PACE」にジャガー90周年特別仕様車を追加 917万円から
スバル「レガシィ」生産終了。あなたが最も印象に残っているのはどのモデル?【写真でチェック】
三菱の軽EV「eKクロス EV」一部改良。グリーンやライラックのお洒落系カラーも登場。価格上昇は控えめ